りてんこんにちは。スーツケースレンタルの教科書、運営者の「りてん」です。
10日間という少し長めの旅行、ワクワクしますよね。でも、そんな長期旅行に対応できる大きなスーツケースを持っていない、買うと高そうだし、普段使わないから邪魔になりそう…と悩んでいませんか。
実は、10日間のスーツケースレンタルは、買うよりも圧倒的に安く、しかも高級ブランドを試せるチャンスなんです。
この記事では、10日間の旅行に最適なサイズや、損をしない賢い選び方について、私の経験も交えながら詳しくお話しします。
- 10日間の旅行に必要なスーツケースの容量と、航空会社の預け入れサイズ制限
- 購入する場合とレンタルする場合の費用比較と損益分岐点
- 楽天などを活用して格安でレンタルする方法やおすすめのサービス
- ヨーロッパの石畳や長期滞在ならではのトラブルに備える機能選び
スーツケースレンタルを10日間利用する料金相場とメリット
10日間という期間は、短期旅行とは違った準備が必要です。
まずは、料金相場やレンタルならではのメリットをしっかり把握して、お得に、そして快適な旅の準備を始めましょう。
10日間の海外旅行に必要な容量とサイズの目安
10日間の旅行となると、荷物の量はかなりのものになりますよね。
一般的に、スーツケースの容量は「1泊につき10リットル」が目安と言われています。つまり、10泊なら100リットル前後が必要計算になります。
これは、サイズで言うとLサイズ(80L〜90L)からLLサイズ(100L以上)に相当します。
ただし、ここで一つ大きな落とし穴があります。それは航空会社の「無料受託手荷物」のサイズ制限です。
ANAやJALなどの主要航空会社の国際線(エコノミークラス)では、預け入れ荷物のサイズを「3辺(縦・横・高さ)の合計が158cm以内」と定めていることが多いのです。
100リットルを超えるLLサイズだと、この158cmを超えてしまうケースが多々あります。もしサイズオーバーしてしまうと、数千円から時には数万円の超過料金を取られてしまうことも…。
せっかく安くレンタルしても、これでは本末転倒ですよね。
10日間の旅行なら、まずは3辺合計158cm以内に収まる最大容量(80L〜90L程度)のLサイズを選ぶのが無難です。お土産などで荷物が増えそうな場合は、後述する「エキスパンダブル機能」付きを選ぶのが賢い選択ですよ。
購入するよりレンタルが安い損益分岐点を解説



「10日間も借りるなら、買ったほうが安いんじゃない?」と思う方もいるかもしれません。
確かに、ドン・キホーテなどで売っている1万円以下の格安スーツケースなら、レンタル料金と変わらないか、むしろ安く買えることもあります。
しかし、10日間の海外旅行、特にヨーロッパやアメリカへの長距離移動となると、スーツケースの頑丈さが重要になってきます。
安物のスーツケースだと、キャスターが壊れたり、ボディが割れたりするリスクが高まります。旅先でスーツケースが壊れると、本当に悲惨ですからね…。
そこで比較対象になるのが、リモワやサムソナイトといった「壊れにくい高級ブランド」です。これらのLサイズを購入しようとすると、安くても5万円、高いものだと10万円以上します。
一方で、レンタルなら10日間で6,000円〜8,000円程度が相場です。
| 比較項目 | 格安購入 | 高級ブランド購入 | 高級ブランドレンタル |
|---|---|---|---|
| 費用目安 | 10,000円〜 | 80,000円〜 | 7,000円〜 |
| 耐久性 | 低い(破損リスクあり) | 高い | 高い |
| 処分・保管 | 手間がかかる | 場所を取る | 不要 |
つまり、「年に1回程度の海外旅行なら、レンタルの方が圧倒的にコスパが良い」というのが結論です。
家に巨大なスーツケースを置いておくスペースも不要ですし、処分の手間もかかりません。
格安で借りるなら楽天市場のプランも要チェック
少しでも費用を抑えたいという方は、公式サイトだけでなく楽天市場に出店しているレンタルショップもチェックしてみましょう。
例えば「F-Planning」や「ククレンタル」などは、楽天経由でも予約が可能です。
楽天を利用する最大のメリットは、やはりポイント還元です。お買い物マラソンやスーパーセールの時期に予約すれば、ポイントバックを含めた実質価格がかなり安くなることがあります。
また、貯まっている楽天ポイントを使ってレンタル代を支払うこともできるので、旅費の節約にも繋がりますね。
ただし、格安プランの中には「往復送料が別」だったり、「補償制度が含まれていない」場合もあるので注意が必要です。表面上の価格だけでなく、送料込みの総額で比較するようにしましょう。
そこで、当サイトが厳選した「安くて安心できる」おすすめの3社を比較表にまとめました。10日間の長旅でも失敗しない「お得な強み」をチェックしてみてください。
人気ブランドのリモワも10日間なら1万円以下
憧れのスーツケースブランド「リモワ(RIMOWA)」。
洗練されたデザインと圧倒的な走行性能は、旅の質をワンランク上げてくれます。でも、購入すると10万円以上する高嶺の花…。
そんなリモワも、レンタルなら手が届きます。R&Yレンタルなどの大手サービスでは、リモワのサルサやサルサエアーといった人気モデルが、10日間で7,000円〜9,000円程度で借りられます。
1日あたり1,000円以下で最高級の使い心地を体験できるなら、十分に価値があると思いませんか?
特に石畳の多いヨーロッパ旅行では、リモワのキャスター性能の良さが身に沁みます。重い荷物を引いて歩くストレスが激減するので、体力温存のためにも良いスーツケースを選ぶのは投資としてアリだと思います。
レンタル期間は準備と片付けを含む日数で計算
レンタルの予約をする際、一番気をつけたいのが「レンタル期間」の設定です。
「旅行の日程が10日間だから、10日間で予約すればいいや」と思っていませんか?それはちょっと危険かも。
パッキング(荷造り)の時間と、帰国後の片付けや返却手続きの時間を考慮する必要があります。
出発の前日に届いても、慌ただしくて忘れ物をしてしまうかもしれません。また、帰国日は疲れていてすぐに発送手続きができないことも。
多くのレンタル会社では、お届け日と返却日を含めた期間で料金が決まります。例えば「出発の3日前に届けてくれて、帰国翌日に返却」というような、準備期間を考慮したサービスを提供している会社(アイエルレンタルなど)を選ぶと、焦らずに済みますよ。
スーツケースレンタルで10日間借りる際のおすすめな選び方
10日間の長旅を快適に過ごすためには、ただ安いだけでなく「自分の旅のスタイルに合った」スーツケースを選ぶことが大切です。
渡航先や重視するポイントによって、選ぶべき機能は変わってきます。
ここでは、失敗しないための具体的な選び方のポイントをご紹介します。
預け入れ無料の158cm以内に収まるLサイズ
先ほども少し触れましたが、10日間の旅行用スーツケース選びで最も重要なのがサイズ感です。
国際線の無料受託手荷物の基準となる「3辺合計158cm以内」を守りつつ、できるだけ大容量のモデルを選びましょう。
具体的には、容量80L〜90L程度のLサイズがベストです。
これなら10日分の衣類や生活用品をしっかり詰め込んでも、サイズオーバーで追加料金を取られる心配がありません(※JALなど一部航空会社は203cmまでOKな場合もありますが、乗り継ぎ便などで制限が厳しい会社を利用する可能性も考慮して、158cm以内に収めておくのが無難です)。
レンタルサイトの商品ページには必ず「3辺合計サイズ」が記載されているので、予約前に必ずチェックしてくださいね。
ヨーロッパ旅行なら石畳に強い静音キャスター
もし行き先がヨーロッパ(イタリア、フランス、スペインなど)なら、絶対にこだわってほしいのが「キャスター(タイヤ)の性能」です。
ヨーロッパの旧市街は石畳の道が多く、安物のキャスターだと「ガラガラガラ!」とものすごい騒音が鳴り響いたり、最悪の場合、車輪が割れて外れてしまうこともあります。



そこでおすすめなのが、「HINOMOTO製」などの静音キャスター(サイレントキャスター)を搭載したモデルです。
例えば「フリクエンター(FREQUENTER)」や「バーマス(BERMAS)」といったブランドは、驚くほど静かで滑らかな走行性を実現しています。
手首への負担も全然違うので、移動が多い旅ならぜひ検討してみてください。
帰りの荷物が増えても安心なエキスパンダブル機能
ハワイや韓国などでショッピングを楽しみたい、あるいは職場や友人へのお土産をたくさん買う予定があるなら、「エキスパンダブル(容量拡張)機能」付きのスーツケースがおすすめです。
これは、スーツケース側面のファスナーをぐるっと開けるだけで、マチ幅が広がり容量が数リットル〜十数リットル増えるという機能です。
行きはコンパクトにしておいて、帰りに荷物が増えたら拡張する、といった使い方ができます。
サムソナイトの「ミンター」やアメリカンツーリスターの「キュリオ」など、人気モデルにも多く採用されています。「入りきらないかも…」という不安から解放されるのは、精神衛生上とても良いですよ。
海外での破損トラブルをカバーする補償制度の有無
海外の空港では、スーツケースはかなり乱暴に扱われます。投げられたり、積み上げられたりして、ボディが凹んだり傷ついたりするのは日常茶飯事です。
自分のスーツケースだとショックで立ち直れないかもしれませんが、レンタルなら「補償制度」があれば安心です。
R&YレンタルやACEサービスなどの大手レンタル会社では、「破損時の修理代無償」という補償が最初からレンタル料金に含まれていることがほとんどです。
これなら、万が一壊れて返却することになっても、追加料金を請求されることはありません。
ただし、紛失や盗難、あるいは自分の不注意(階段から落とした等)による破損は対象外になることが多いです。また、航空会社に預けている間の破損については、空港で「破損証明書」をもらっておく必要がある場合もあるので、利用規約をさらっとでも読んでおくことをおすすめします。
衛生面が心配なら洗える内装や新品指定
「他人が使ったスーツケースに自分の服を入れるのはちょっと抵抗がある…」という方もいますよね。
最近のレンタル会社はオゾン消臭や徹底的なクリーニングを行っているので、基本的にはとても綺麗ですが、それでも気になる場合は「新品指定」ができるサービスを選びましょう。
追加料金(1,000円〜2,000円程度)を払えば、誰も使っていない新品のスーツケースをレンタルできる業者もあります。
また、内装の布を取り外して丸洗いできるタイプのスーツケース(アイエルレンタルの「シエスタ」など)を選べば、より清潔に使えます。
スーツケースレンタルを10日間賢く利用するまとめ
10日間の海外旅行は、準備も含めて一大イベントです。スーツケースレンタルを上手に活用すれば、費用を抑えつつ、安全で快適な旅の相棒を手に入れることができます。
- 10日間の相場は6,000円〜8,000円。購入するより圧倒的にお得。
- サイズは「3辺合計158cm以内」のLサイズ(80L〜90L)が鉄則。
- ヨーロッパなら静音キャスター、買い物メインなら拡張機能付きを。
- 万が一のために「破損補償」が含まれているサービスを選ぶ。
しっかり準備して、素敵な10日間を過ごしてくださいね!










